Rapsodo入力

Rapsodoの計測データを入力して軌道をシミュレーション

概要

Rapsodo投球ユニットをお使いの場合、計測値をそのままシミュレータに入力できます。Rapsodoの出力形式(球速、回転方向、ジャイロ角度)を、軌道シミュレーションに必要な物理パラメータに自動変換します。

Rapsodoダイアログを開く

ツールバーのRapsodoボタン(Simulateボタンの隣)をクリックします。入力フィールドを持つダイアログが表示されます。

入力フィールド

投手

フィールド 説明 デフォルト
Hand 投手の利き腕(R/L) Right
Batter Hand 打者の打席(R/L) Right

球速

フィールド 説明
Speed (km/h) 球速(リリース時) 131.6
Vertical Angle (°) 上下方向のリリース角度 0.1
Horizontal Angle (°) 左右方向のリリース角度 −2.6

回転

フィールド 説明
Spin Rate (rpm) 総回転数 1772
Spin Direction (HH:MM) 時計面での回転方向 01:18
Gyro Angle (°) ジャイロスピン角度 21

リリース位置

フィールド 説明 デフォルト
Height (m) リリース高さ 1.50
Side (m) 中心からの左右オフセット 0.47

変換の仕組み

シミュレータ内部では、Rapsodoの計測値をBSG分解(Backspin/Sidespin/Gyrospin)に変換しています:

  1. Spin Direction(“01:18”のような時計表記) → 回転傾斜角(度)に変換
  2. Spin Rate + 傾斜角 + Gyro Angle → 角速度ベクトル (ωx, ωy, ωz)
  3. 角速度 → Backspin, Sidespin, Gyrospin(M行列による変換)

変換後の値は、Simulateをクリックした後にダイアログ下部に表示されます。

ヒントデータは保存されます

入力した数値はブラウザのローカルストレージに保存されます。次回Rapsodoダイアログを開いたときに、前回の値がプリフィルされます(投手/打者の利き腕は常にRightにリセットされます)。

Overlayモード

RapsodoダイアログのOverlayチェックボックスをオンにすると、既存の軌道の上にRapsodoの投球を重ねて表示できます。以下の用途に便利です:

  • ブルペンデータ(Rapsodo)とMLB投手のStatcastデータの比較
  • 複数のブルペン投球を重ねて一貫性のチェック

制限事項

  • Rapsodoはホームプレートでのボール位置を計測しないため、Statcast比較マーカーは表示されません
  • リリース位置は入力値(またはデフォルト値)を使用し、実測値ではありません
  • 環境パラメータ(空気密度、温度)は標準条件で固定されています